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CSR・環境情報 CSR/Environment

環境

自動車リサイクル

リサイクル配慮設計の推進

 当社では限りある資源を有効に活用していくために、リサイクルを考慮したクルマづくりを推進しています。

ワイヤリングハーネス類の解体性向上
 ワイヤリングハーネスには多くの銅が使用されているため、シュレッダー処理前にこれらが使用済み自動車より回収できれば、鉄と銅の分別が進み、資源の利用価値も上がります。
  当社では、短時間で効率よく回収できるハーネスレイアウトや構造について研究を行っています。「5代目レガシィ」以降の新型車にはこれらの成果を織り込みました。

材質表示の改善
 部品材料のリサイクルはその材質確認が重要です。当社は業界ガイドラインに先駆け、1973年から樹脂部品の材質表示を行っています。以前は目立たない裏面に表示し、部品を分解しないと材質が確認できませんでした。リサイクルする際に、分解作業なしで部品を材質で仕分けて、作業を効率化するように表示位置を改善しました。2001年から順次「レガシィ」「インプレッサ」「フォレスター」「エクシーガ」「BRZ」をはじめスバル全車種のバンパーに実施しています。



ワイヤリングハーネス類の解体向上

材質表示の改善

リサイクルしやすい材料の採用
 新型車・モデルチェンジ車のほとんどの内外装樹脂材にリサイクル性に優れたオレフィン系樹脂を使用しています。今後も積極的に採用していきます。

環境負荷物質の削減

 当社では使用済み自動車の環境負荷低減にも積極的に取り組んでいます。

■ 削減目標/日本自動車工業会の自主行動計画


リサイクルにも配慮した設計を目指して

 技術本部が入社2年目の若手技術者を対象に毎年実施しているCS教育の機会を捉えて、解体のしやすさに配慮した設計の重要性を啓蒙しています。こうした取り組みの成果もあって、例えば、スバル車のエアコンでは、エンジンルームの上方にバルブを設定し、フロンガスの抜取り作業性を良くするなど、リサイクルへの配慮が設計段階からなされています。


車室内VOC※1の低減

 人体の鼻、のどなどへの刺激の原因とされるホルムアルデヒド、トルエン等の揮発性有機化合物を低減するために、車室内の部材や接着剤の見直しに取り組んでいます。「レガシィ」「インプレッサ」「フォレスター」「エクシーガ」「BRZ」は、厚生労働省が定めた指定13物質について、室内濃度指針値を下回るレベルに低減し、日本自動車工業会自主目標※2を達成しています。今後もVOC低減を進め、さらなる車室内環境の快適化に努めていきます。

※1 VOC(Volatile Organic Compounds):揮発性有機化合物ホルムアルデヒドやトルエンなど、常温で揮発しやすい有機化合物のことで、近年、新築の住宅・ビルなどに入ると、目や鼻、のどなどに刺激を感じるなどの体調不良が生じるシックハウス症候群の要因とされている。

※2 自主目標:日本自動車工業会が発表した2007年度以降の新型乗用車(国内生産、国内販売)に対する「車室内のVOC低減に対する自主取り組み」にて、厚生労働省が定めた13物質について、室内濃度を指針値以下にするというもの。
使用済み自動車(ELV)の処理

 2005年に施行された自動車リサイクル法では、自動車メーカーは「自動車破砕残さ」「フロン類」「エアバッグ類」の全量引き取り、適正処理が求められています。この中の「自動車破砕残さ」の適正処理のため、当社は「自動車破砕残さリサイクル促進チーム」(通称ART)に属し、リサイクルの促進を図ってきました。
 自動車リサイクル法施行1年目には、法によって定められた30%以上の基準に対して70.0%のリサイクル実績となり、これが2011年度では50%以上の基準に対して93.7% の実績と、大幅に目標を上回る成果を出すことができました。これはチーム一丸となった既存リサイクル施設との協働によるリサイクル率向上策の実現や、新規リサイクル施設の開拓などを続けてきた成果であるといえます。  
 特に2011年度前半は、東日本大震災による混乱が続きました。チームでは主要リサイクル施設が甚大な被害を受け操業を停止する中、稼働を続ける施設への破砕残さの差配先変更、新規リサイクル施設の発掘等を通して2010年度実績の84.0%を約10%上回る成果を残したのです。
 このような逆境の中で、さらにチームは2011年度中の達成を目標としていた「自動車破砕残さ」の埋立て処分ゼロ化を昨年5月に現実のものとしました。以来、今日までその記録を毎月更新しています。
 当社ではART組織のうち、「自動車破砕残さ」の約90%以上を扱う自動車リサイクル法第28条対応部門を他のメーカーとともに担当しています。
 これからもチーム、メーカー一丸となってリサイクル率向上に努め、地球環境への貢献を果たしていきます。

■ 使用済みバンパー回収本数の推移

■ ASR-エアバッグ類の再資源化


■ 使用済みバンパーの車種別部品活用例

V O I C E
  
昨年度は、東日本大震災への対応で始まりました。被災されたリサイクル施設の中には、震災直後から約4ヶ月の操業停止を余儀なくされた施設もあり、この危機的状況に対応するためART※3一丸となって取り組みました。その結果、リサイクル率は昨年度より大幅に向上、期中での埋立処理ゼロも達成できました。ARTの一員であるとともに,富士重工業の一員としてリサイクル率向上に貢献できました。今後も環境変化に素早く対応し、リサイクル率向上に努力してまいります。

※3 ART:自動車破砕残さリサイクル促進チーム
  

田村郁夫
自動車破砕残さリサイクル促進チーム
第28条対応チームリーダー 環境推進室


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