SUBARU Recruiting Board 2005
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自分の手がけたエンジンが遠く離れた海外で「Good」の評価を得る。
西口 敏晋 産業機器カンパニー技術職研究・実験/実験
産業機器カンパニー 技術部 第2実験課工学部 電気電子工学科卒/1997年入社
当社のエンジンを搭載したATVがSPORTS QUAD OF THE YEARを受賞
 ロビンエンジンの開発・生産がメインの産業機器カンパニーの中で、私の所属する技術部第2実験課は、アメリカのポラリス社に供給しているスポーツATV(バギーカー)用のエンジンの開発を担当しています。
 スポーツATVというのは主にレースに使用されるもので、当然エンジンにも「走りの性能」が求められています。そんな中で、私たちはポラリス社からの高度な要求を満足させるべく、エンジンの改良や新たなエンジンの開発に取り組んでいます。
 じつは、以前、私自身もその開発に関わったエンジンを搭載したポラリス社の「プレデター」が、2003年度のSPORTS QUAD OF THE YEARに選ばれたことがありました。
 これは私たちの技術力の高さが評価された結果であり、このときは本当に最高の気分だったのですが、それからしばらくして、まさか自分が絶体絶命のピンチを迎えることになろうとは、このときの私はまだ知る由もありませんでした。
こちらの改良案に満足してもらえず、絶体絶命のピンチに
 それは2004年度版のエンジンの仕様を決めるために、ポラリス社を訪れたときのこと。きっかけは、提案したトランスミッションの改良案が、どれも先方の担当者を満足させられなかったことです。
 「もう少しスムーズにギアチェンジできるようにならないか?」という担当者の言葉に、私は当初3週間の予定だった滞在期間を延長し、現地で何度となく試行錯誤を繰り返しました。しかし結局1カ月半経っても、問題を解決することはできませんでした。タイムリミットまであと1週間になったとき「このままここで、同じ事を繰り返しても問題は解決しない」と、帰国を決意。日本に戻り、周りの協力も得ながら、再びその問題に取り組みました。しかし依然として答えは見つからず、もはやこれまでかと誰もが諦めかけたとき、ふとあるアイデアが思いついたのです。
 結局、それが解決の糸口となり、タイムリミット寸前で、なんとかピンチを乗り切ることができたのでした。ちなみに、この改良点によって、このパワーユニットはその後、ポラリス社内だけでなく、雑誌等でも「Good」の評価をいただきました。
感覚を数値化することで、お互いの認識を共有
 このような技術的な難しさ以外に、じつはもう一つ、今の仕事には相手がアメリカのメーカーであることによる難しさもあります。それは、彼らに試乗の感想を聞いたときに、返ってくる答えが「Good」か「No good」のどちらかしかないということ。
 「No good」だった場合、以前と比べて良くなっているのか、悪くなっているのかがわからず、また、どこがダメなのかもわからないため、こちらとしても対応のしようがありません。
 そこで、私が考えたのが感覚の数値化。要するに5段階評価をしてもらうことで、相手の満足度を知ろうとしたのです。現在、この評価方法は徐々に定着しつつあり、今後もこの方法を利用することで、さらに顧客満足度を高められるよう、努力していきたいと思います。
先輩社員、一問一答!
私の「こだわり」
“礼節を重んじ、目上の方を敬う”
社内で働く方は皆仲間意識があり、とかく公私混同し礼節を忘れてしまいがちです。私は年上年下関係なく、社内で先輩に対して(特に仕事の内容を話す場合は)敬語を使うように心掛けています。また仕事上、色々なことを他の部署に依頼に行くのですが、業務上命令に近い内容であっても、必ずお礼を言い相手に気持ちよく仕事をしてもらうように心掛けています。

私の富士重工業論
富士重工業を一言で表現すると…
“自動車業界のラストサムライ”

良さ、そして課題は?
良さ 周りに流されず、自分たちが作りたい物を表現できる会社。
課題 メーカーとしての思想をもっと多くのユーザーに浸透させること。

10年後、どんな会社になっているのでしょうか?
数ではなく徹底的に作り抜いた数車種を武器に、ユーザーの信頼を勝ち得、自動車会社として、なくてはならない存在を示す会社になっているはず。

プロフィール
どのような趣味をお持ちですか?
中学生の時代からバイクが好きで、現在は大型バイクを所有しています。レースにも足繁く通っています。

休日のすごし方について教えてください。
毎週とまではいきませんが、気の合う仲間と赤城山や軽井沢にあたりをツーリングしています。

クルマはなにに乗られていますか?
黒のフォレスターs/tb(初代モデル)。

最近の関心事について教えてください。
二輪の高速道路二人乗り解禁について。どこまで解禁になるのかに興味を持っています。期待も大きいですが、アメリカの交通事情とは違うので不安もいっぱいです。

応募者へのメッセージ
私の場合、電気から機械の世界へと飛び込みました。元々機械の方面に行きたかったのですが、やはり畑の違う仕事への不安はありました。が、入ってみて思ったことは「専門分野の違いはハンディにはならない」ということです。むしろ多方面からの物の見方が出来たり、実験の仕事でも、計測方法に関して学生時の経験が生きたりとプラスになることが多いと思います。学生時に習うことは働いて覚えることの数十分の1くらいだと思いますので、もし違う分野へのチャレンジで二の足を踏んでいる場合は勇気を持って飛び込んでみてください。「やる気」があれば大丈夫です。
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