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平成12年10月24日

スバル インプレッサ STi シリーズを発売 


 富士重工業(田中 毅社長)は、スバル インプレッサに、より走行性能を高めたモデル STiシリーズを追加し、本日よりスバル特約店を通じ一斉に発売する。

 STiシリーズは、新開発の高剛性6速マニュアルトランスミッション、新設計の専用エンジン、大型インタークーラー、倒立式ストラットサスペンションなどを採用し、日常的な扱いやすさを確保しながら走行性能をさらに向上。速さと質感の高い走り味の両立による「感動の走り」を追求するとともに、モータースポーツに参戦するうえでの潜在能力を高めている。
 また、高い操縦安定性や優れた衝撃吸収性能による総合安全性能、高出力化を図りながら燃費や排出ガス性能を向上したエンジンなど、安全や環境にも配慮したものとなっている。

 インプレッサ STiシリーズは、富士重工業のモータースポーツ専門会社であるスバルテクニカインター ナショナル(株)*(略称:STI )が平成6年1月に、エンジンやサスペンションなどに改造を加えた、インプレッサ WRX-STiを発売して以来、本格的ロードスポーツモデルとして人気を獲得しつづけている。

  * スバルテクニカインターナショナル(株) 
   代 表 :山田  剛正
   所在地 :東京都三鷹市

 

プレオLS
 
プレオLS
WRX STi   スポーツワゴンSTi
(HIDロービームランプ、濃色ガラスはメーカー装着オプション)

 

【商品の特長】
     
1.

エンジン

空燃比センサーの採用、触媒の改良、多孔式フューエルインジェクターの採用などにより、燃焼の改善や排出ガス浄化性能の向上を図り、平成12年排出ガス規制に対応。
セミクローズドデッキ型シリンダーブロックの採用やピストン冠面の形状変更などにより、エンジンの強度や剛性を高め、信頼性を向上。

押しねじタイプコンロッドを採用するなど、軽量化を図りつつ強度を向上。

インタークーラーやエアインテークの大型化による冷却性能の向上、ターボチャージャーの改良、シムレスバルブリフター、AVCS(アクティブバルブコントロールシステム:可変バルブタイミング機構)の採用などによる性能向上。
インタークーラーウォータースプレイのタンク容量を増やすとともに、注水口径を拡大し使い勝手を向上。
 
(エンジンの諸元)
 EJ20型 水平対向4気筒 DOHC 16バルブ AVCS ターボ
 排気量 1994cc
 ボア×ストローク 92.0×75.0mm
 圧縮比 8.0
 ガソリン 無鉛プレミアム
 最高出力 206kW(280ps)/6400rpm
 最大トルク 373N・m(38.0kg-m)/4000rpm
 
2.

ドライブトレーン

4WDシステムに、センターデフ+ビスカス式LSD(基本トルク配分50:50)を採用。WRX STi type RAの16インチタイヤ仕様車には、センターデフの差動をロックからフリーまで自由に変更できるドライバーズコントロールセンターデフ(基本トルク配分45.5 : 54.5)を採用。
リヤデフにシュアトラック*LSDを採用。WRX STi type RAの16インチタイヤ仕様車には、より強力なトラクション性能を発揮する機械式LSDを採用。
WRX STi type RAのフロントデフにはシュアトラック*LSDを採用。(WRX STiにメーカー装着オプション)
* シュアトラック(SURETRAC)は英 AUTOMOTIVE PRODUCTS社の登録商標
     
3.

トランスミッション

  高トルクを受けとめるクロスレシオの6速マニュアルトランスミッションを新開発。
  主変速ギヤの芯間を10mm拡大するとともにギヤの歯幅を厚くし、強度を向上。
  操作系の剛性を高め、優れた操作感と確実なシフト操作を実現。
 
クラッチのサイズの拡大やクラッチカバーの荷重を高めることで、クラッチの能力を向上し、エンジンの高トルク化に対応。
リバースへのシフトは、誤動作を防ぐため、シフトレバーのスライダーリングを引き上げて行う方式を採用。
オイルポンプをメインケース内に新設し、潤滑・冷却性能を向上。
     
4. シャシー
  高剛性の倒立式ストラットサスペンションを採用。
  伊 ブレンボ社製のブレーキシステム(フロント:17インチベンチレーテッドディスク+アルミ製異径対向4ポットキャリパー、リヤ:17インチベンチレーテッドディスク+アルミ製オフセット対向2ポットキャリパー)を採用しブレーキ性能を向上。さらに専用にチューニングすることで、運転者の感覚に忠実な効き味を実現。(WRX STi、WRX STi type RAの17インチタイヤ仕様車)
スポーツワゴン STi、WRX STi type RAの16インチタイヤ仕様車には、フロントに16インチベンチレーテッドディスク+対向4ポットキャリパー、リヤに15インチベンチレーテッドディスク+対向2ポットキャリパーを採用。
  横GセンサーとEBD(電子制御制動力配分)付きのスーパースポーツABSを採用し、旋回制動性能とABS非作動領域での制動能力を向上。(WRX STi、WRX STi type RAの17インチタイヤ仕様車)
スポーツワゴン STiには、4センサー4チャンネルABSを採用。
  WRX STi、スポーツワゴン STiにはギヤ比15:1、WRX STi type RAにはギヤ比13:1のクイックレシオステアリングを採用。
     
5.
装備
  フロントサスペンションに、富士重工業の航空宇宙部門のノウハウを取り入れたチタン製パイプを用いたストラットタワーバーを装備。
ドライバーが任意に設定したエンジン回転数に達したことを、タコメーター内のインジケーターおよびブザーで知らせるREVインジケーターを装備。
フロアコンソールシフト部にアルミダイキャスト製のシフトブーツリングを採用。(WRX STi、スポーツワゴン STi)
エクセーヌ*を組み合せた専用フロントバケットシートを採用。
滑り止めを施したアルミ製のペダルとフットレストを採用。
WRカーをイメージさせるルーフベンチレーターを装備。(WRX STi type RA)
インプレッサ K’sマスターサウンドシステム(MD/CD付きAM/FMチューナー一体型、出力120W)を採用。(WRX STi、スポーツワゴン STi)
  アンサーバック機能付電波式リモコンドアロックを装備。
(WRX STi、スポーツワゴン STi)
 
専用キープレートを装備。(WRX STi、スポーツワゴン STi)
* エクセーヌは、東レ株式会社の登録商標
 
6. ボディ色
  WRX STiには、ピュアホワイト、プレミアムシルバーメタリック、ミッドナイトブラックマイカ、WRブルーマイカの4色を設定。
  スポーツワゴン STiには、ピュアホワイト、プレミアムシルバーメタリック、WRブルーマイカの3色を設定。
  WRX STi type RAには、ピュアホワイトのみを設定。
 

【販売計画】
 
1,000台/月(インプレッサシリーズ全体で4,000台/月)

【メーカー希望小売価格】 <消費税含まず>
(単位:千円)
車種
東京
名古屋・大阪
札幌
仙台
金沢
福岡
沖縄
WRX
4WD
2.0L
STi 6MT
3,198
3,233
3,213
3,223
3,243
STi type RA 6MT*1
2,968
3,003
2,983
2,993
3,013
STi type RA 6MT*2
3,068
3,103
3,083
3,093
3,113
スポーツワゴン
4WD
2.0L
STi 6MT
2,998
3,033
3,013
3,023
3,043
注)*1:16インチタイヤ仕様車(ドライバーズコントロールセンターデフ、リヤ機械式LSDを装備)
  *2:17インチタイヤ仕様車(スーパースポーツABS、ブレンボ社製 17インチブレーキシステムを装備)
   全車にデュアルSRSエアバッグを装備
   WRX STi type RAの16インチタイヤ仕様車を除く全車にABSを装備

 

 

なお、商品についてのお問い合せは、最寄りの販売会社、
またはフリーダイヤル 0120-052215までお願いいたします。

 

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