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先輩社員の声

voice04 ITベンダーからSUBARUのDX部隊へ。社外からの目による“気づき”を発信し、当事者としてデジタル改革を進める。

社内で自ら手がけなければ、DXによる問題解決は難しい。

前職はICTの総合ベンダーです。大学院修士課程で機械工学を専攻して入社。10年ほど、サーバの生産技術およびプリセールスと導入コンサルを経験していくなかで、ビジネスを革新するDXこそ時代の主流になると確信を持ちました。しかし、外部のベンダーの立場で顧客企業と接していると、得られる情報が限られてしまい、なかなか本質的な課題までたどり着けません。企業の真の困りごとを発掘し、価値あるソリューションを打ち出すには、「社員の立場で業務を内から深く理解し、当事者意識を持って進めるのがベストだ」と痛感。自社で積極的にDXを推進しているメーカーを探してSUBARUに出会ったのです。もともとクルマとものづくりの両方が大好きでしたし、面接で「異業種の外からの目で見た“気づき”を発信して、新風を吹き込んでほしいと期待している」と言われ、ぜひチャレンジしようと転職を決めました。実際、私が入社したのは2021年8月ですが、まだDXがスタートして間がないので、今日までの1年間だけでも、さまざまなベンダーやメーカーなどからITの知識・経験を持つメンバーが次々にキャリア入社。社外で培った視点を活かし、社内の各部門と連携しながら、デジタル改革をリードしています。自分たちが主体になり、クルマづくりをDXで進化させていきたいと望んでいる方には、このうえない環境だと思います。

データの活用を通して、どれだけ困りごとを解決できるか。

デジタルイノベーション推進部は大きく、社内業務のDX化、インフォテイメントなどDXによる新しい顧客サービスの創出、データサイエンスの探究、3つのグループに分かれて活動しています。社内DXのグループは、全社データ統合基盤の構築による業務品質向上が最大のテーマで、私はその一翼を担って、設計業務プロセスの改革をメインに担当しています。SUBARUには設計のスペシャリストが揃っているいっぽう、職人技の色彩が強く、プロセスやデータがあまり標準化されていなく、品質向上のネックになっていました。これを、外からの“新しい気づき”によって改革していくのが、私のミッションです。例を挙げれば、設計のベースになる部品表を構成する部品バリエーション情報について、これまでアッセンブリー単位から検討していたのを、逆転の発想で、個部品からの検討で情報の細分化をしてはどうかと提案。関係部署との議論と業務トライアルを重ねた末、設計部門での嬉しさを見い出すことができ、プロセス改革への挑戦が採用されました。まだ1年弱ですが、SUBARUは人と組織の壁が低く、知りたい・聞きたいと思えば、幹部級の詳しい人を紹介してもらえますし、皆さんフランクに話してくださいます。まさに社内の当事者として、業務の本質を深く理解でき、真の困りごとを見つけて解決していけるのです。ものづくりのDXには最高の場だけに、職人技の世界とデジタルデータの融合を図って、私なりにSUBARUの進化に寄与しつつ、自分自身の存在価値を高めていこうと取り組んでいるところです。

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