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先輩社員の声

voice08 先端技術を、いかに量産に結びつけるか。自ら考え、周囲を巻き込むことで、クルマづくりは進化する。

「サプライヤーの目線が分かる調達」を強みに企画提案型の活動で新風を起こしたい。

私はもともとクルマが好きで、同時に国際的な仕事をしたいと望んでいました。そこで大学ではドイツ語を専攻してドイツ車の歴史を学びつつ、フィリピンとカナダに語学留学して英語力をアップ。グローバルに活躍できる自動車業界に的を絞って就職活動を進め、前職の大手部品メーカーに入社しました。職種は営業で、日本のカーメーカーのお客様を担当したのですが、5年ほど務めていくなかで、私がやりたかった仕事とは違っていると感じるようになったのです。普遍的な製品を扱っていたこともあり、受注獲得のための価格交渉が主で、顧客の意向に基づいて受け身で動くワークスタイル。こちらから提案してクルマづくりに関わる機会は少なく、グローバルな活動の場にも恵まれません。あらためて「カーメーカーのほうが、私にはモチベーションになる」と思って、転職を決意しました。SUBARUは転職エージェントの紹介で、多様なバックボーンを持った人がキャリア入社して活躍していると聞いて期待を持ちました。北米が主要なマーケットなので、出張や駐在のチャンスがあるのも魅力でした。何より、採用先のC&A調達部はコネクティッドとADASのパーツを扱うバイヤー部門で、調達先もTier1のグローバルメジャーがメインとのことで、最先端の技術や情報に触れる面白さがあると確信。「部品メーカーの営業経験を活かし、サプライヤーの目線が分かる調達として企画提案型の活動に打ち込み、新風を起こしたい」とアピールして、入社が決まりました。

世界を相手に、自分が主体になって仕事を進める環境のもと、調達の立場から開発にも関与。

22年2月に入社して以来、コネクティッドの要になるDCM:Data Communication Moduleを担当しています。部品調達はサプライヤーを対象に、QCD/クオリティ・コスト・デリバリーの最適化を図る役割が第一ですが、DCMはテレマティクスとリンクしていますし、ハードとソフトを一括して取り扱うのでQCD+D、すなわち開発にも積極的に関わっています。具体的には、商品企画や設計と連携しながら、どのサプライヤーに、どのようなものづくりをオーダーしたらいいか、サプライヤー各社の技術力・価格競争力・供給力を比較検討。サービスやソフトの面まで視野に収め、業界標準プラスαの価値あるDCMづくりを主導していくのです。例えば「近道よりも面白い道をナビするSUBAROADアプリ」のように、何かひと味違うテレマティクスのサービス実現に寄与して、SUBARUらしいクルマづくりの一翼を担う取り組みこそが、C&A調達の私のミッションであり、醍醐味であると実感しています。さらに嬉しかったのは、「自分で考えて、こうしたい」という若手の思いに耳を傾ける風土のもと、世界を相手に仕事を進める環境です。社歴や年齢に関係なく、役職者ともフランクに会話して意見を発信でき、公正に応えてもらえます。現に私は入社1年目の末から3ヶ月ほどかけて、複数のサプライヤーとDCMに関するフィージビリティスタディを実施。電動化の流れを踏まえつつ、BEVとガソリン車のそれぞれに適した発注レイアウトの方向づけを考えて役員にプレゼン。認められてゴーサインが出ました。もちろん、海外のサプライヤーやアメリカ現地法人とは日常的にリモートでやりとりしており、コロナ禍も落ち着きつつあるので、出張して北米市場を目の当たりにできる日も近いと思って楽しみにしているところです。

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